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第1回 理研・気象庁データ同化研究会

主催:理化学研究所計算科学研究機構
日時:2017年10月11日(水)13:30-17:00
場所:気象庁 総務部会議室
使用言語:日本語

研究会趣旨

データ同化は、力学系理論、統計数理などの数理科学に基づき、シミュレーションと実測データを結びつける学際的科学である。データ同化は、気象学分野で天気予報を実現する技術として高度に発達してきたが、近年シミュレーション科学の発展に伴い、地球惑星科学や生物学、脳神経科学など、その応用範囲が広がってきている。データ同化の応用範囲を広げ、様々な分野に双方向にフィードバックする数理科学としてのデータ同化をさらに強化することで、イノベーションを生み出す「科学技術ハブ」となることが期待される。そこで理研では、「データ同化をハブとした数理科学、実験・観測科学、シミュレーション科学の融合研究イノベーションハブの形成」に取り組んでいる。

これまでデータ同化が高度に発展してきた気象学分野では、現業気象予報を行う現業機関と、学術研究の間の緊密な連携が有効であり、世界的にも現業・研究連携を活発にするための動きが進んでいる。理研がデータ同化の科学技術ハブ拠点の形成を目指すに当たって、現業機関である気象庁との連携関係を築くことは必須であり、双方にメリットが大きい。本会合は、最先端のデータ同化技術に関する現業及び学術研究における課題を議論し、知識の共有を促進することで、今後の現業・研究連携の足がかりとすることを目的とする。

プログラム

時間 講演者 内容
13:30-13:35 永戸久喜(気象庁) 開会挨拶
13:35-13:40 三好建正(理研) 趣旨説明
13:40-14:10 本田匠(理研) SCALE-LETKFを用いたひまわり8号輝度温度観測の同化研究
14:10-14:40 平原洋一/亀川訓男(気象庁) 気象庁全球解析でのSuomi-NPP衛星搭載「マイクロ波サウンダATMS」「ハイパースペクトル赤外サウンダCrIS」の同化について
14:40-15:10 - 衛星同化の議論
15:10-15:30 - 休憩
15:30-16:00 寺崎康児(理研) NICAM-LETKFの開発と観測誤差相関を考慮したデータ同化について
16:00-16:30 太田洋一郎(気象庁) 全球LETKFとハイブリッド同化の開発
16:30-17:00 - 全球同化の議論

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