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第2回 理研・気象庁データ同化研究会

主催:気象庁気象研究所
共催:理化学研究所計算科学研究センター
日時:2018年4月25日(水), 26日(木)
場所:気象庁東京管区気象台第一会議室
使用言語:日本語

研究会趣旨

データ同化は、力学系理論、統計数理などの数理科学に基づき、シミュレーションと実測データを結びつける学際的科学である。 データ同化は、気象学分野で天気予報を実現する技術として高度に発達してきたが、近年シミュレーション科学の発展に伴い、地球惑星科学や生物学、脳神経科学など、その応用範囲が広がってきている。

これまでデータ同化が高度に発展してきた気象学分野では、現業気象予報を行う現業機関と、学術研究の間の緊密な連携が有効であり、世界的にも現業・研究連携を活発にするための動きが進んでいる。 データ同化研究を進める理研と、現業機関である気象庁との連携関係を築くことは必須であり、双方にメリットが大きい。 本会合は、最先端のデータ同化技術に関する現業及び学術研究における課題を議論し、知識の共有を促進することで、今後の現業・研究連携の足がかりとすることを目的としている。

第一回研究会では、気象庁数値予報課と理研における現業-研究間の連携の可能性を議論した。 第二回目となる今回は、気象庁気象研究所と理研における研究連携の可能性を模索する。

プログラム

2018年4月25日(水) 講演者 内容
14:00-14:15 三好建正 (理研) 開会挨拶・趣旨説明
14:15-15:00 瀬古弘 (気象研) レーダで観測する屈折率の時間変化とデータ同化実験
15:00-15:45 前島康光 (理研) 領域非静力学モデルSCALEの概要と平成27年関東東北豪雨事例における稠密地上観測データ同化実験
15:45-16:00 議論
2018年4月26日(木) 講演者 内容
09:45-10:30 石橋俊之 (気象研) 大気海洋結合データ同化
10:30-11:15 高玉孝平 (理研) 海洋混合層モデルを導入した大気データ同化: 台風 Soudelor (2015) の事例
11:15-11:30 議論
11:30-12:45 昼休憩
12:45-13:30 小槻峻司 (理研) 全球大気データ同化システムNICAM-LETKFを使ったEFSO観測インパクト推定
13:30-14:15 堀田大介 (気象研) メンバー数と同化できる観測数の関係
14:15-14:30 議論
14:30-14:45 休憩
14:45-15:30 青梨和正 (気象研) 衛星搭載マイクロ波放射計の全天輝度温度同化
15:30-16:15 大塚成徳 (理研) ナウキャストと予測可能性
16:15-16:30 議論
16:30-16:45 瀬古弘 (気象研) 閉会挨拶

参加を希望される方は、4月20日(金)までにdaws-staff [at] ml.riken.jp へご連絡ください。
※[at]は@へ置き換えてください。


参加者

理研: 三好、大塚、寺崎、小槻、岡崎、本田、高玉、前島、粟津、黒澤
気象庁・気象研: 瀬古、岡本、石橋、横田、近藤、川畑、関山、眞木、堀田、上清、大和田、大井川、藤井、澤田、青梨、池上
東大: 斎藤


研究会幹事

気象庁: 石田
気象研: 関山,川畑
理研: 大塚,寺崎,小槻

これまでの理研・気象庁データ同化研究会

第1回 2017年10月(気象庁)


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