日 時:平成28年11月14日(月)–11月18日(金)
場 所:理化学研究所計算科学研究機構セミナー室(1F)
兵庫県神戸市中央区港島南町7丁目1-26 → アクセス
ニチイ学館神戸ポートアイランドセンター会議室
兵庫県神戸市中央区港島南町7丁目1-5 → アクセス
対 象:大学院生、研究機関や企業等の研究者
※参加要件は注意事項参照
言 語:日本語
参加費:無料
※滞在費実費 (約3万円/人) は自己負担、補助については注意事項参照
定 員:約20名
※参加申し込みは締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。 (参加者10名)
データ同化は、シミュレーションと実測データを融合する学際的科学であり、力学系理論と統計数理に基づく。これまで、大規模問題におけるデータ同化は気象学分野において天気予報を実現する技術として高度に発展してきたが、近年シミュレーション科学の発展に伴い、地球惑星科学や生物学、脳神経科学など、その応用範囲を広げている。今後、応用研究および理論研究をさらに進展させることで、データ同化はイノベーションを生み出す科学技術ハブとなることが期待される。そこで、理化学研究所データ同化研究チームでは、「データ同化をハブとした数理科学、実験・観測科学、シミュレーション科学の融合研究のイノベーションハブの形成」に取り組み始めた。
今回の理研データ同化合宿(基礎編)では、この活動の一環として、データ同化に興味を持つ大学院生や若手研究者等を募り、参加者自身の手によってデータ同化システムを実装する演習を行う。参加者がデータ同化に関する実践的な“使える”基礎技術を習得する。合宿形式で行うことで講師や参加者間のコミュニケーションを深め、データ同化コミュニティの拡大やレベルアップに貢献することを目指す。
簡単な数値モデル(Lorenz-96)およびそれを用いたデータ同化システムを各参加者自身の手によって実装する演習とその成果発表、質疑応答、講師による講義・解説からなる。
各参加者は申し込み後に配布する課題の詳細を基に、各自の計算機環境を整え、使い慣れておくこと。この過程でLorenz-96(Lorenz 1996; Lorenz and Emanuel 1998)の実装、カオス的性質の調査、誤差の平均発達率について調べておく。(課題1・2)
講 師:三好建正 (データ同化研究チーム チームリーダー)
チューター:本田匠・前島康光 (データ同化研究チーム)
※会場:AICS=理研セミナー室 ニチイ学館:ニチイ学館会議室
日 | 時間 | 内容 | 会場 |
---|---|---|---|
11/14(月) | 9:00-9:10 | 受付 | ニチイ学館 |
9:10-9:15 | 機構長挨拶 | ニチイ学館 | |
9:15-11:00 | 自己紹介・課題1-2の発表 | ニチイ学館 | |
11:00-12:00 | 講義 | ニチイ学館 | |
12:00-12:50 | 休憩 | - | |
12:50-17:20 | 演習 (課題1-4) | AICS | |
18:00- | Ice breaker | AICS | |
11/15(火) | 9:00-12:00 | 課題2-4の発表・講義 | ニチイ学館 |
12:00-12:50 | 休憩 | - | |
12:50-17:20 | 演習(課題5-6) | AICS | |
11/16 (水) | 9:00-12:00 | 課題5の発表・講義 | ニチイ学館 |
12:00-12:50 | 休憩 | - | |
12:50-17:20 | 演習(課題5-7) | AICS | |
19:00- | 懇親会@三宮 | - | |
11/17 (木) |
9:00-12:00 | 課題6の発表、講義 | ニチイ学館 |
12:00-12:50 | 休憩 | - | |
12:50-17:20 | 演習(課題7) | AICS | |
11/18(金) | 9:00-10:30 | 講義 | ニチイ学館 |
10:30-12:00 | 演習 | ニチイ学館 | |
12:00-12:50 | 休憩 | - | |
12:50-14:30 | 最終発表会 | AICS | |
14:30-14:40 | 修了式 | AICS | |
14:40-15:00 | 「京」見学ツアー | AICS |
※参加申し込みは締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
1)科学技術計算プログラミングやデータプロットの技能を前提とする。
2)ノートPC等を持参し、計算機環境は各自で準備すること。なお、本実習課題は、通常のPC一台で簡単に実行できる。
3)プログラミング言語は問わない、ただしExcelは不可。
4)事前準備(申し込み後に配布する課題の1・2)に取り組んでおくこと。
5)原則、理研が指定する宿泊施設(ニチイ学館) に期間中宿泊すること。
下記条件を満たす希望者(原則学生)の一部には、理研の実習生規定に基づき、旅費、宿泊費、実習費を支援します。 なお、京都大学理学部/大学院理学研究科の方は京都大学大学院理学研究科MACS教育プログラムからの支援となるため、下記条件は適用されません。
1)所属機関長等の公式な依頼状等の提出を行うこと(所属機関長等:総長、学長、校長など大学等の長、研究科長、学部長、センター長など大学等の部門長、あるいは実習プログラムの実施責任者等)。
2)傷害保険に加入すること(学生教育研究災害傷害保険等) 。
3)その他、理研実習生規定に基づく必要書類の提出を行うこと。
[注意]在籍大学または自宅とAICS間の距離によっては、宿泊費を支援できない場合あり