日 時:平成28年10月14日(金)
場 所:理化学研究所 計算科学研究機構 セミナー室(1F)
兵庫県神戸市中央区港島南町7丁目1-26
会場へのアクセスはこちら
対 象:理研の研究者、国内の研究機関や企業等の研究者、大学院生
言 語:日本語
参加費:無料
データ同化は、力学系理論と統計理論に基づきシミュレーションと実測データを融合する学際的科学である。これまで、大規模問題におけるデータ同化は気象学分野において天気予報を実現する技術として高度に発展してきたが、近年シミュレーション科学の発展に伴い、地球惑星科学や生物学、脳神経科学など、その応用範囲を広げている。今後、応用研究および理論研究をさらに進展させることで、データ同化はイノベーションを生み出す科学技術ハブとなることが期待される。そこで、理化学研究所データ同化研究チームでは、「データ同化をハブとした数理科学、実験・観測科学、シミュレーション科学の融合研究のイノベーションハブの形成」に取り組み始めた。
今回の理研データ同化ワークショップは、この活動のキックオフとして、様々な応用分野におけるデータ同化研究の課題および展望を共有、議論し、データ同化研究の知の集積、研究者間の交流を促進する。これを通じて、データ同化をハブとしたイノベーションを生み出す広範なデータ同化研究コミュニティの形成および拡大に貢献することを目指す。
また、この活動の一環として、データ同化に関連する萌芽的研究の支援を行っている(理研内限定)。詳細は募集要項を参照のこと。
主催:理化学研究所計算科学研究機構(AICS)
共催:理化学研究所理論科学連携研究推進グループ (iTHES)
本ワークショップは主に招待講演、ライトニングトーク、ポスターセッションで構成される。招待講演では、シミュレーション科学とデータ科学の融合研究の先駆者を地球惑星科学、物質科学、宇宙科学、分子化学、脳科学分野から招き、各分野におけるデータ同化研究の課題および展望を概観する(講演25分、質疑応答5分)。ライトニングトーク(発表5分程度/件、質疑無し)およびポスターセッションでは、参加者から希望を募り、データ同化研究に関連する発表を行う。詳細は「発表をご希望の方へ」を参照のこと。
時間 | 講演者(所属、専門) | 内容 |
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10:00-10:30 | 三好建正 (理研AICS、地球惑星科学) | 開会挨拶・趣旨説明・基調講演 |
10:30-11:00 | 吉田亮 (統数研、物質科学) | 【招待講演】マテリアルズインフォマティクス:物質科学におけるシミュレーションとデータ科学の融合 |
11:00-11:15 | 休憩 | - |
11:15-11:45 | 松本仁 (理研iTHES、宇宙科学) | 【招待講演】宇宙ジェット研究におけるデータ同化の展望 |
11:45-12:15 | ライトニングトーク |
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12:15-13:15 | - | 昼食 |
13:15-13:45 | 松永康佑 (理研AICS、分子科学) | 【招待講演】生体分子におけるデータ同化 |
13:45-14:15 | 中原裕之 (理研BSI、脳科学) | 【招待講演】脳科学のデータ同化の展望:モデルベースドfMRIを起点に |
14:15-14:30 | 休憩 | - |
14:30-15:00 | ライトニングトーク |
|
15:00-16:00 | - | ポスターセッション |
16:00-17:00 | - | 総合討論 |
18:00- | - | 懇親会(参加費5千円) |
参加申し込みは締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
※当日参加は受け付けておりません。
※入力いただいた情報は、国立研究開発法人理化学研究所個人情報保護規定に則り厳重に管理し、本ワークショップ運営の用途に限り使用されます。これらの個人情報は正当な理由なく第三者への開示、譲渡及び貸与することは一切ありません。
ライトニングトークでの発表を希望される方は、その旨を申し込みフォームに記載のうえ、お申し込みください。
発表内容は、データ同化に関連するものであれば内容は問いません(例えば、研究紹介、疑問、悩み、データ同化への期待など)。
発表時間は5分程度です(発表人数によって前後する可能性があります)。ライトニングトークで語りつくせない内容は、ぜひポスターセッションにてご発表ください。
ワークショップのスムーズな進行のため、休憩時間等を利用して、こちらで用意したPC(Windows10)へ事前にコピーしてください。
なおスライドの形式はPDF(フォント埋め込み)とします。
ポスターセッションでの発表を希望される方は、その旨を申し込みフォームに記載のうえ、発表タイトルと併せてお送りください。
発表内容は、データ同化に関連するものであれば内容は問いません(例えば、研究紹介、疑問、悩み、データ同化への期待など)。
ポスターの大きさは縦120cm、横90cm以下とします。
ポスター発表のよい導入にもなるため、ライトニングトークでの発表も行うことを推奨します。