主催:気象庁 気象研究所
共催:理化学研究所 計算科学研究センター データ同化研究チーム
日時:2019年8月20日(火)
場所:気象庁本庁 大会議室
使用言語:日本語
データ同化は、力学系理論、統計数理などの数理科学に基づき、シミュレーションと実測データを結びつける学際的科学である。
データ同化は、気象学分野で天気予報を実現する技術として高度に発達してきたが、近年シミュレーション科学の発展に伴い、地球惑星科学や生物学、脳神経科学など、その応用範囲が広がってきている。
これまでデータ同化が高度に発展してきた気象学分野では、現業気象予報を行う現業機関と、学術研究の間の緊密な連携が有効であり、
世界的にも現業・研究連携を活発にするための動きが進んでいる。 データ同化研究を進める理研と、現業機関である気象庁との連携を深めることは、双方にメリットが大きい。 本会合は、最先端のデータ同化技術に関する現業及び学術研究における課題を議論し、知識の共有を促進することで、今後の現業・研究連携を実質的なものとすることを目的としている。
第3回目となる今回は、データ同化の理論や、全球データ同化システムを用いた研究について議論を深める。
講演者 | 内容 | |
---|---|---|
13:00-13:10 | 開会挨拶・趣旨説明 | |
13:10-13:55 | 三好建正 (理研 計算科学研究センター) | LETKFと融和的な粒子フィルタ実装方法について |
13:55-14:40 | 堀田大介 (気象研 気象観測研究部) | 変分自己符号化器による前処理を通じた非ガウス観測のデータ同化 |
14:40-14:50 | 休憩 | |
14:50-15:35 | 清水宏幸 (気象庁 予報部) | 全球解析への全天マイクロ波輝度温度同化とアウターループの導入 |
15:35-16:20 | 寺崎康児 (理研 計算科学研究センター) | NICAM-LETKFを用いた観測誤差相関を考慮するデータ同化システムの開発 |
16:20-17:05 | 石橋俊之 (気象研 気象観測研究部) | 全球解析に関する最近の研究から |
17:05-17:20 | 総合討論 |
参加を希望される方は、8月16日(金)までにda-ws-app [at] ml.riken.jp へご連絡ください。
。